「お金はあなたの神なのか」人々に訴えかける超問題児アーティスト
以前、Be inspiredでも取り上げたオランダのベーシックインカム制度の導入もその1つだ。
これはまだ実験的段階ではあるが、政府が国民に対して「最低限の生活に必要な資金」を定期的に無条件で支給するシステムである。
人々が「お金を稼ぐこと」が目標ではなく「充実した毎日」を目的とするようにマインドシフトを仕向けたこのシステムは、非資本主義的である。
これからはどんどんこのように、変革に向けて考えていかなければならない。
(Photo by Flickr)
「資本主義の終焉」とは、もしかしたら実感がわかないかもしれない。
しかし、歴史の中で「常識」はいつも覆されてきた。
ソビエト連邦の革命家、レフ・トロツキーが資本主義の終焉には「世界同時革命」が必要だと論じたのは有名な話だ。
なぜなら共産主義体制では技術の革新がほとんど期待できず、結果資本主義社会にいずれ軍事力で負けることになるからだ。
共産主義になるかどうかは置いといたとして、変革は同時に起こらないとうまくいかないというのは事実である。