に対するストーリーや、その人に起こった出来事についてなどさまざまな会話から感じ取れるものなのだ。
“貨幣を一切介さない”コミュニケーション
(Photo by ゆのきけいすけびじゅつじゅんびしつ)
「貨幣」の物差しから離れ、コミュニケーションのなかから新しい価値を浮かび上がらせる本プロジェクト。
始めたのは、出会うことも話すきっかけのなかった人とコミュニケーションをとる手段としてだった。
2009年に始めてから7年間で、彼は数えきれないくらいの人々と交流してきているのだ。
これには一切の貨幣の交換が絡んでいない。
また、「物」も単なるコミュニケーションのきっかけにすぎず、彼の所有物になることはない。
そんな物々交換プロジェクトは、金銭の仲介がなくても人とつながることができることを証明してくれる。
近ごろ耳にする、“友達をレンタルする”システムは「金銭を払ってコミュニケーションをとってもらう」ものだが、同プロジェクトはそれとはまったく正反対なのだ。