ヒントは「おりがみ」。ホームレスじゃなくても外に住みたくなる造形的な段ボールハウス。
天候の関係などで移動せざるをえないときに便利なのだ。段ボール製であるカーボーリガミだが、ビニール製のテントと比べて風の影響を受けにくく形を保ちやすい構造となっており、ホームレスに配布されるものには水や火に強い加工が施されている。そして段ボール素材からは毒素が発生しないため、いらなくなればリサイクルも可能。(参照元:Women in the World, NEW ATLAS)ホームレスの仮の住まいの一部として思い浮かべられる段ボールは、実際にシェルターとして使いやすい素材だったのだ。
(Photo by Cardborigami)
(Photo by Cardborigami)
一時的な支援では終わらない「カーボーリガミ」
ホームレスの人々に一時的な住まい「カーボーリガミ」を提供することはこのプロジェクトの入り口に過ぎないとティナは語る。彼女たちはホームレスの人々に永久的な住まいに移り住むことや、仕事につくことまでも支援しているのだ。そのなかでも特に力を入れているのが若者に向けた支援活動。
例えば、ホームレス状態にあるセクシャルマイノリティの若者を対象にカーボーリガミの有給の短期インターンシップ生を募集し、就業経験の機会を提供している。