ゲリラで「女性のおしり」が米フロリダ州マイアミの街中に大量発生している理由。
(参照元:Allison Bouganim)アリソンはなぜ女性のおしりを「彫刻」にしたのだろうか。残念なことに、世間では女性の身体が男性の「性の対象物」として扱われることが多い。
有名シンガーのミュージックビデオで、男性が女性のおしりを叩いたり、女性が自分のおしりを振って男性を誘ったりする場面を見たことがあるだろう。そんなふうに「性の対象物」として扱われる女性のおしりを、「彫刻(物)」にすることで、女性に対する性的嫌がらせの実状を批判しているのかもしれない。
作品『Wax That Ass』の特徴は、「女性のおしり形のオブジェ」を許可なしでいたるところに起き、撮影をするところだ。見た人を不快にさせるかもしれないが、それで「性的嫌がらせ」について話すきっかけになればいいとアリソンは言う。(参照元:Allison Bouganim)このようにして、まずは性的嫌がらせがどれだけ起きているのか、その深刻さを人々に伝えることが問題の解決に必要ではないだろうか。
米スタンフォード大生によるレイプや慶應大サークルによる集団レイプなど、大学での“レイプ文化”の根深さが表に出る事件が日米で最近でも起きているが、それらは氷山の一角でしかない。