ビールを飲むことは社会貢献だ。ポートランドに存在する「利益0円の飲み屋」
そして彼らは、お金を使えば使うだけ、地元のためになることに満足し、時に「何か自分にできることはないか」と尋ね、自らボランティアとして手伝う人もいるのだとか。従業員も全員ボランティアで、「4時間」の労働に対し「ビール1杯とフード1品」を提供することで確保。事前にホームページから連絡をすれば誰でもボランティアとして働くことが可能だという。オープンして4年経った今、オレゴンパブリックハウスはポートランドのNPOに総額は「約1350万円(約120000ドル)」も寄付しているのだ。(参照元:The Oregon Public House Facebook Page)
(Photo by Pawel Kadysz)
今っぽいお金の使い方。
「ビジネス」と「チャリティ」を巧みに融合させ、地域の恵まれない人々だけが豊かになる“利益0円のバー”を考案したライアン氏。彼は真面目で大変なイメージがまとわりつく社会貢献活動を、ハンバーガーを食べたり、ビールを飲んだりと、ただただ“楽しいこと”へ昇華させたのだ。「ビールを飲めば、世界が変わる」。
その言葉通り、気張らない社会貢献ができる世界初の非営利飲み屋「オレゴンパブリックハウス」