彼らは主に古くなった教科書や会社の書類など、100%リサイクル紙で生産されたトイレットペーパーをインターネットで販売している。体に良くないとされている塩素や環境に悪いインクを使わず、トイレットペーパーを“いい香り”にする変な匂い付けもしていない。環境にいいものは少し高いイメージがあるかもしれないが、彼らのトイレットペーパーはスーパーで手に入るものと値段が変わらない上に特別な手法でやわらかな肌感を実現し、“お尻フレンドリー”だという。
なぜトイレットペーパー?とお思いになった方もいるかもしれない。でもちゃんとした理由がある。あまり知られていないが、世界の40%の人口がトイレにアクセスできないような環境で暮らしている。不衛生を原因にサハラ以南のアフリカでは毎日900人もの子どもたち(5歳以下)が命を落としているのだ。その事実に心を痛めた彼らは起業することでそんな子どもたちを救おうと決意した。
これまで社会起業家として、発展途上国の衛生問題に関わる団体に3700万近く寄付をし、100%リサイクルの手法を使い30,797本の木を救い、エコフレンドリーなプロダクト製作方法によって7400万の水を節約した。