「若さ」は「美しさ」じゃない。56歳のトップモデルが証明した“老いの美しさ”。
人間はなぜ避けられない「老い」というものを、わざわざ否定的に考えているのだろうか。私たちは「若い人が美しい」という社会的価値観にとらわれてしまっているのだ。
「年を取る自分」をどう楽しむのか
若いときの「美しさ」は永遠のものだろうか。おわかりの通り、多くの場合それは永遠に続かない。続かないからこそ人々は「若き美しさ」を追い求めるのかもしれない。だが、年を取った「美しさ」には若い人にはない、その人の歩んだ人生の反映された美しさがある。
いつかはなくなってしまう「若さ」ではなく、自分で作り上げていく内面にこだわっていってはいかがだろうか。マーシーが証明したように、若さだけが美しさなのではない。本キャンペーンは「老いた美しさ」を見せることで若いモデルばかりを目にする多くの人々に新たな“ビジュアル・ボキャブラリー”(視覚的な語彙)を提供し、それぞれの心に響かせていくのだろう。
All photos by Harry Were unless otherwise stated.Text by Shiori KirigayaーBe inspired!
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" width="90" height="59" />ニューヨークが教えてくれた、「美しいおっぱいの定義」。