くらし情報『便利至上主義の日本人が思い出すべき「不便」の贅沢さ。』

便利至上主義の日本人が思い出すべき「不便」の贅沢さ。

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Photo by Harald Johnsen

人間の仕事の約半分が機械に奪われる!

“今後10~20年で47%の仕事が機械に取って代わられる高いリスクがある”
マイケル・オズボーン准教授の論文「雇用の未来 コンピューター化によって仕事は失われるのか」の言葉だ。なんと、今後人工知能やロボットがいまの仕事の約半分を奪うという研究結果が出たのだ。無人の自動運転車の出現によってトラックやタクシードライバーは仕事を失い、膨大なデータを処理するコンピューターの働きによって弁護士や警察といった専門職も消えるかもしれないという。他にも銀行窓口係や経理事務、スーパーの店員やビル清掃員など702もの職業を“消える職業”、“なくなる職業”にリストアップしている。これを聞いてあなたは「将来働かなくて済むようになる」「便利な世の中になった」といった感想を持つかもしれない。しかし、本当にこれはよいことなのだろうか。


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Photo byBarn Images

人工知能は、わたしたちの仕事を奪えない。

科学技術の躍進が効率化・合理化を促し、わたしたちの生活はますます便利になる。そして同時に仕事の時間が大幅に減る。たしかに、それにより企業全体の生産性は右肩上がりになり、経営コストは人件費とともに減少する。

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