「キュウリへの愛」が起業の道へ。ゼロウェイスト・ピクルスで社会を豊かにする男たち。
ハンバーガーやサンドイッチに入っていないと何かが足りない、物足りない。縁の下の力持ち、名脇役ピクルス。日本でいうところの漬物という感じだろうか。地味だけど、大切な存在である。そんなピクルスに魅了され、好きすぎて、アメリカでピクルス会社を起業した2人の男が存在する。そしてその会社はピクルスでコミュニティに貢献し、地元で愛される存在となった。
成り行きの起業
ピクルスが大好きすぎて起業した男たちとは、Tyler DuBois(タイラー・デュボアー)とJustin Park(ジャスティン・パーク)。アメリカのコロラド州の州都デンバーを拠点にするこの2人はピクルスが大好きすぎて、趣味として仕事以外の時間は全てピクルス作りに費やしていた。もし当時(起業前)誰かが僕たちに「ピクルス会社を起業するんだろう」なんて言ったらありえなさすぎて笑ってたと思う当時はお互いの家のキッチンや、タイラーが働いていたレストランの隅っこでピクルスを作っているぐらいで、せっかくだからと、週末に開催されている地元のファーマーズマーケットに出店していた。
そのうちだんだんと話が進んでいき、本人たちいわく、いわば成り行きで2012年にピクルス会社「The Real Dill(ザ・リアル・ディル)」