#3「エロい自撮り」をSNSにあえてアップ。自分を愛しネットで共有する“自分に夢中なアーティスト”の哲学|GOOD ART GALLERY
SNSの普及と共に、とにかくインターネットでよく目にするようになったのが自撮り。筆者が中学生の頃(2000年代前半)は、自撮りをしている子がいると「うわ、ナルシスト…」と批判の的だったような気がするから、時代が変わったのを感じる。とわいえ、自撮り、そのなかでも自分のセクシーな自撮りをSNSを頻繁にあげる子に対しては今でも批判的な目は存在しているのではないだろうか。社会に問題提示をしたり、意識を変えてくれるような作品を作る社会派アーティストを毎月紹介するBe inspired!の新シリーズGOOD ART GALLERY。今回は、煙たがれることもある「セクシーな自撮り」で普遍的で重要なメッセージを送る、メルボルンのアーティストを紹介したい。
ーあなたは誰?キティ・クリスタル。オーストラリア、メルボルン出身の24歳のノンバイナリー(どの性別にも自身をカテゴライズしない人)のビジュアルアーティストであり、ライター。今はアーティストビザでベルリンに住んでる!ーどんなアートを作っているの?もともとは大学で勉強していた詩とショートフィクションの作家活動がメインだった。
でも昔から絵を描くのは好きで、大学時代も手書きとデジタルを融合させてイラスト制作をしていたよ。