p.8「フェアトレード認証はフェアじゃない」。現代に奴隷を増やさないために立ち上がったチョコレート会社Tony’s Chocolonely|『GOOD GOODS CATALOG』
あなたは、買い物する時どんな基準で商品を選んでいるだろうか?もしあなたの気に入っている商品を販売する企業が、不正を働いたり環境に悪影響を及ぼす事業に資金提供したりしていたらどうするだろう。企業や商品作りにおける考え方に賛同できない場合、その企業やブランドの商品を「ボイコット(不買運動)」するという方法がある。これは買い物が「投票」に例えられるように、消費者の力で信頼や賛同のできない企業の商品にお金を出すのをやめ(票を入れるのをやめ)、企業の経営を成り立たなくさせ社会をより良くする(より良い企業に投票する)というもの。そこであなたがボイコットしたいとき、またはボイコットとは関係なく単純に人や環境に良い商品が欲しいときに、参考となる商品カタログをBe inspired!が作成することを決意。その名も「GOOD GOODS CATALOG(グットグッズカタログ)」。
オランダ発100%“奴隷フリー”を目指すチョコレート
ジャーナリストとして活動していたテェゥン(英語圏ではトニー)さんは西アフリカのカカオ生産国で子どもを奴隷として買い取る人身売買が行われている事実を知った。