「バリカンは男だけのものじゃない」。坊主女子と一緒に「女らしい髪型」についてを考える。
「髪は女性の命」と昔は言われていたという知識はあるが、感覚としては別に…というのが今の若い世代の正直なところではないだろうか。長くても、短くても、色だって、その人に似合えばいいんじゃん、この考えが主流だと思う。とはいっても、女性がなかなかしない髪型もある。それは坊主。やっぱり「坊主は男性の髪型」というのは昔から変わっていない。2007年、アメリカのポップスター、ブリトニー・スピアーズが発作的に坊主にし、メディアが大騒ぎしたのが懐かしいが、そのときも「ブリトニーついに頭がイかれちゃったか」と坊主にすることがまるで彼女のそれまでの奇行の最終点かのように報道されていた。ファッション業界などで注目されている様子はあるものの、今日も女性が美容院で「今日どうする?ロングのまま?ボブ?それとも坊主?」と聞かれることはない。今回Be inspired!では外見に対して比較的保守的な日本社会のなかで、坊主にすることを選んだ女性たちにインタビューをした。
彼女たちは何を思い坊主にし、実際のところ周りの反応はどうだったのか。彼女たちの話から「日本の美の基準」について少し考えたい。