くらし情報『精神科医とミュージシャンを両立する“歌う先生”が教えてくれる、「マルチに頑張ることの利点」。』

精神科医とミュージシャンを両立する“歌う先生”が教えてくれる、「マルチに頑張ることの利点」。

自分のことを知っていればもし落ち込んだときでも、落ち込みが浅い段階でわかるし、自分が不調だって分かります。自分がイライラしたときにどういう表現や仕草、言葉遣いをするのか知っておくことが大事なんですよ。準備しておけば、ちょっと落ち込んだ時にすぐ対処ができるから、つまり対処の仕方が分かるような「自分の取扱説明書」を持っておくことが大事というか。例えばこういうお酒を飲むと幸せな気分になれるとか、人によっては場所かもしれないし、本や映画かもしれない。これをしたら気分がよかったっていう経験を調子がいいときに書き留めておくんです。それで不調になったときにそれ見返すと、「あ、あのときこれやったらよかったんだ自分」ってなると思います。自分は何をしている時が一番幸せなのか、どういうときにイライラしてしまうのか。考えて瞬時に答えられる人は意外と少ないだろう。
自分のことなのだからよく知っていると思い込んでいても、実際は思うほど自分のことを知らないのかもしれない。自分を知ることとは一見シンプルに見えるが、難しく時間のかかる作業だ。そして他人の言動に気を取られすぎて、その瞬間に自分がどう感じているかをあまり意識していないということもあるかもしれない。

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