日本も働き方だけでなく、性教育の改革を。ノルウェーの国営放送が“素人のいつものセックス”を放映
「セックス」の話をしよう。あなたのソレはどんなふうに始まった? 思い出してほしい。それぞれ悲喜こもごもあっただろうが、初めての実践は何かと気を使っただろう。ちなみに筆者は、「なんで先生は人間の身体について雄しべだの雌しべだのと遠回しに教えるんだ」なんて憤慨した口だ。詳しくは聞かないで。あなたが受けた性教育も、多くは同じように曖昧なものだっただろう。だからこそ、本稿で紹介する試みには驚かされた。ノルウェーの国営放送「NRK」が、ネットにあふれているポルノとは違う、「ありのままのセックス」を放映したのだ。
ターゲットは性知識に乏しい子どもたち。「間違った知識をネットのポルノで身につけがちな若者の現状」に、NRKはこのようなかたちで一石を投じた。この社会実験に対し、SNSでは賛否両論が巻き起こっている。今回はこの試みをなぞりつつ、日本の性教育の問題点に触れ、私たちにいま何ができるのかを考えていきたい。
秋の夜長に。六本木ヒルズ展望台、天空のお月見「いとエモし。」を開催