7作目:偽善的な世の中に波紋を起こす。「命を奪うことを楽しむ人間」の姿を非批判的に描いた映画『サファリ』|GOOD CINEMA PICKS
「醜い」と批判されることが多い事実に対して、「醜いと思うのは、観客が映画の登場人物に自分自身を見るから」と語ったそうだ。観た人の数だけ異なるメッセージが存在するザイドル監督の作品。みなさんは『サファリ』を観て何を思うだろうか。目を背けたくなるような事実に直面したときに私たちは、人間の闇に、そして自分の闇に気づかされるかもしれない。
予告編
※動画が見られない方はこちら
『サファリ』
監督 ウルリヒ・ザイドル
脚本 ウルリヒ・ザイドル、ヴェロニカ・フランツ
2016年/オーストリア/90分/16:9/カラー/5.1ch/ドイツ語、オーストリア語/日本語版字幕 佐藤惠子/後援 オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム/配給 サニーフィルム
WDR Copyright © Vienna 2016
配給 サニーフィルム
2018年1月27日(土)よりシアター・イメージフォーラム、2月3日(土)よりシネ・リーブル梅田ほか全国劇場ロードショー