「女性だけで作る、女性目線のグラビア写真集」。元アイドルの女子大生が作る“エロNGなグラビア”
「グラビア」と聞いたとき、「男性のためのもの」「卑猥」というイメージを連想する人は多いだろう。そのため特に女性にとって、その多くが嫌悪の対象になってきた。この現状を変え、女性にとってポジティブなグラビアを届けようとしているのが、女の子のためのグラビア写真集「がるびあ~Girls Gravure~」だ。
最新号Photo via がるびあ~Girls Gravure~
そもそもなぜ、「女性にとってポジティブなグラビア」を発信する必要があるのか。その背景にあるモデルたちの本音や、撮影現場にはびこる違和感を、同誌の発案者であり制作チームを統括する吉田みおさんと、クリエイティブディレクターとしてビジュアルで世界観を構成するNAMIさんのお二人に聞いてきた。
ゼミ室生まれ、創刊1年。160万円の制作費をクラウドファンディングで調達
吉田さんとNAMIさん
昨年3月に、「女性だけで作る、女性目線のグラビア写真集」として創刊され、今月初旬に都内の書店で3号目が発売された「がるびあ~Girls Gravure~(以下、がるびあ)」。その始まりは、吉田さんが通う大学のゼミ活動にあった。
吉田さん:最初はあくまでゼミ活動の一環だったので、発刊を継続する予定じゃなかったんです。