くらし情報『#002「チャリティーでなくビジネスを」。障がい者アートを最高品質で商品化し、“福祉業界”を変革させる兄弟|車椅子ジャーナリスト徳永啓太の「kakeru」』

2018年5月8日 05:30

#002「チャリティーでなくビジネスを」。障がい者アートを最高品質で商品化し、“福祉業界”を変革させる兄弟|車椅子ジャーナリスト徳永啓太の「kakeru」

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左から文登さん、崇弥さん

アートを超えるプロダクトを目指して

徳永:まずはMUKUを始めるきっかけなどをお伺いしてもよろしいでしょうか?松田崇弥(以下、崇弥):知的障がいのある方のアート作品に興味を持ったきっかけは双子の上に自閉症の兄がいまして、 幼少期は週末など母親に連れられて福祉施設に通っている方たちとキャンプに行ったりした経験から、 小学校の卒業論文に「養護学校の先生になりたい」と書くぐらい福祉関係の仕事に興味がありました 。今は広告の仕事をしていますが、ある日母親から岩手県にある「るんびにい美術館*1」を紹介され 、主に知的障がいのある方のアートを展示している美術館があることを知りました。そこに展示してある作品のクオリティーの高さに驚き、これはちゃんとプロダクトに落とし込めば世の中に提供できると思いました。 このときの衝撃を双子で話し合い、MUKUをスタートすることに決めたのです。

(*1)知的な障がい、精神的な障がいなどのあるアーティストの作品を多く展示する岩手県・花巻市にある美術館。館内のアトリエではアーティストたちが作品の制作を行っている
徳永:MUKUの活動でお互いの役割分担はありますか?松田文登(以下、文登)

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