「使い終わったら捨てる。それ正しい?」プラスチックごみからサングラスを作るメーカーw.r. yuma|世界のGOOD COMPANY #003
同社のビジネスモデルの根幹を成す、「使用済サングラスの返還システム」を紹介しよう。あなたがウィー・アー・ユマのサングラスを購入したとする。たくさん使っているうちに壊れてしまった、もしくは新しいデザインのものが欲しくなった、なんていうときは、そのサングラスを同社に「返還」すればいい。そうすれば、新しいサングラスの購入に使える割引クーポンがもらえる仕組みになっている(サングラスの使用期間が長ければ長いほど、割引額が大きくなるので、大切に使うことを後押ししている)。返還されたサングラスはというと、分解されて、また新しいサングラスへと生まれ変わるのだ。
リサイクルだけでは不十分だと考える彼が提唱するのは、“循環型ビジネスモデル”だ。リサイクルというと聞こえはいいですが、それだけだと、単にゴミを捨てる時期を先延ばしにしているだけにすぎません。そうではなくて、そもそも“捨てる”という概念が存在しない、それが“循環型”ビジネスなのです使い終わったプラスチックから新しい製品を作り、それをまた別のものへと作り変える。
すべてをあますことなく使い切り、形を変え、循環させる。今後の目標は、サングラスのみならず、ファッションアイテム全般へのレパートリー拡大と、ミュージックフェスなどとのコラボレーションだという。