スピルバーグ「希望は必ず見つかる」とエール! 『戦火の馬』ワールド・プレミア開催
アメリカでも珍しい、長大で全天候型の屋根付きのこのレッドカーペットが突如、カルチャーの街・ニューヨークに出現し、多くの観光客の注目も集めていた。
2度目のアカデミー作品賞と3度目の監督賞の受賞を期待されるスピルバーグ監督。本作で描く“希望”のメッセージと共に、深い悲しみを経験した今の日本に対して「どんな状況に置かれていようと、それを信じて見つけようとする心さえあれば、希望は必ず見つかるもの。行く先に希望が待っていると信じて、頑張って下さい!」とエールを送ってくれた。また、原作者のマイケル・モーパーゴ氏も本作について「厳しい体験を耐えた後に訪れる希望をテーマにしたこの物語は、様々な愛を描いた作品でもある」と語り、「少年と馬がお互いへの愛情を支えに過酷な境遇を生き抜く姿には、きっと共感してもらえると思います」と自信をもって本作を贈り出した。
「すごく緊張してる!2年間の努力がようやく形になって、ワクワクしている」と興奮を隠し切れないのは、映画初出演にして本作で主役級の大役を射止めたジェレミー・アーヴァイン。「19歳だった僕が、いまでは21歳…すごく実のある2年間だった」と充実した表情を見せた。