85歳の巨匠とのタッグに岩松了&竹中直人、恐縮しきり? 加瀬亮は「精一杯努めます」
頭がトレードマークの主人公・岡野ゆういち役で映画初主演を務める岩松さんは、「主人公なんてやったことがないのでとても大変な出来事だと思っています。高校まで長崎にいたが、卒業してからはずっと東京にいる。今回原作を読んで、(東京に来て)自分が捨ててきたものが、すごく豊かに表現されているなと思った」とコメント。「森﨑監督のことは、加瀬さんから『とても怖い人、首根っこを掴まれることもあるかも』と教えられて、非常に緊張していますが、監督についていきたい」と巨匠との初めてのタッグに恐縮しきりだった。
主人公の父・さとるを演じる加瀬さんは、『ニワトリはハダシだ』に続く森﨑監督とのタッグ。「森﨑監督の作品はデビュー作からいろいろ観ているが、いつもおかしくて笑わせながら何か心に立ち上ってくるものは温かいものがある。今回もあったかくて楽しいものになるよう精一杯努めます」意欲をのぞかせた。
竹中さんは、若かりし日の森﨑監督との思い出が強烈な印象として残っているようで、「27歳でデビューした当時は仕事のたびにギャグで笑わせることをやっていた。
森﨑監督の『ロケーション』(’84)に出演したときも同じようにやったら『余計な仕事をするな。