【インタビュー】有村架純、「SPEC」の終焉に「涙が出そう」――3年間の想い
――雅ちゃんを演じた3年間は長かった?
短かったです。連続ドラマ、スペシャルドラマ「SPEC~翔~」、『劇場版SPEC~天~』、『劇場版SPEC~結~』と、段階を追ってやらせていただきましたが、気持ち的に最初はいっぱいいっぱいでした。それから色々な経験を経て、堤監督から学んだことを出しながら、自分の中でも伸び伸びできるようになって。
連続ドラマではできなかったけれど、スペシャルドラマではこんなことができるようになった、というようなことを一つ一つ見つけながら、目の前にある課題に取り組み、私も雅ちゃんと一緒に変化できてるのかなと思います。公開される『劇場版SPEC~結~』では、雅ちゃんの完成形をお見せできると思います。
――この3年をふり返り、自身で成長したと思うことは?
やはり“思いきり”が大事だなと、堤監督の作品で学びました。「SPEC」以外に、ドラマ「スターマン」でもご一緒させていただいて、その時は「SPEC」では見せられなかった私を見てもらいたいと思って、役をやらせていただいたんですけれど、何にもとらわれずに思い切りやることは、本当に大切だなと。
連ドラの「SPEC」のときは、堤監督の言っていることがなかなか理解できないこともありました。