カンバーバッチにファスベンダー…『それでも夜は明ける』名優に“圧巻”の声続々
中でも実在の人物で本作の主人公となる、ソロモン・ノーサップを演じたキウェテル・イジョフォーの迫真の演技は鬼気迫るものがある。Twitter上では、「理不尽な状況に怒りを抱えながらも、感情を押し殺して必死に耐える引き算の演技が秀逸」「絶望から希望まで入り混じった演技は息が詰まりそうでした」との声が挙がっている。
そんな彼が12年間の間の奴隷生活をする中で、主となるのがベネディクト・カンバーバッチにマイケル・ファスベンダー。ベネディクト演じる良心をもった主・フォードとマイケル演じる奴隷を“所有物として飼う”横暴な主・エップス。一見すると正反対のキャラクターだが、奴隷を買う白人という点に違いはない。
ベネディクトに「一見すると人類皆平等な人当たりの良い傑物なように見えて、その実は根っからの南部の白人たらしめた役を見事に体現!特に、ラストの台詞を真顔で言い放つ姿で、彼の差別主義の源流のような本質が垣間見えて恐怖すら覚えた」とコメントする人がいれば、マイケルに「あんな醜悪で残虐な役なのに、完全な悪じゃなく、もがき苦しむような役を演じられる人なんて中々いないと思う」「オスカー取っても良かったと思う」