【シネマカフェ的海外ドラマvol.318】ドラマ俳優とブロードウェイvol2/アラン・カミング
するのがエムシーという存在。
上裸にサスペンダーで妖しさと怪しさを放出し、シニカルな眼差し鋭く、卑猥さもたっぷりに30年代ベルリンの退廃を体現するエムシーは、「アラン・カミング以外の誰が演じられるの?」と言いたくなるほどの役でした。そして、物語の衝撃過ぎる結末もまた、彼の表情と存在感あってこそ。まさに、アラン・カミングの舞台なのだと実感させられました。
『チョコレートドーナツ』でも美声を披露し、観客の心をつかんだアランの生パフォーマンスを体験できるのはブロードウェイ・ミュージカル「キャバレー」だけ。11月11日からはエマ・ストーンがサリー役で出演することも決まっており、引き続き目が離せません。
(text:Hikaru Watanabe)
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