【特別映像】アンジェリーナ・ジョリー、『マレフィセント』迫力の飛行シーン公開
数本のワイヤーで支えられただけの不安定な状態でありながらも、背筋をピンと伸ばし、まっすぐ前を見据えるアンジーの高い集中力と身体能力は、さすがのひと言。しかも、難しいシーンをこなしつつも、マレフィセントの感情面も見事に表現させている。
だが、この冒頭のシーンでは大きな翼を広げ、大空を凜々しく飛び回っていたマレフィセントが、なぜ、あの黒いマントをひるがえし、大きな角と射るような眼差しで人々を震え上がらせる姿となってしまったのか。
『美女と野獣』(’91)や『ライオン・キング』(’94)、さらに『アリス・イン・ワンダーランド』(’10)でイマジネーションあふれる物語を書き上げた本作の脚本家、リンダ・ウールヴァートンは、本作のマレフィセントが“魔女”ではなく“妖精”として生まれたことに気づき、まずは妖精についてのリサーチを進めたという。
「妖精には自然を守る役目があり、自然のあらゆるものに宿っています。リサーチをもとに、自分なりの妖精の世界を作り上げました。その世界にマレフィセントを置いて、彼女の生い立ちを考えていったのです」。元々は、森の木々を自在に操る力を持つ、木の妖精だったマレフィセント。