【インタビュー/前編】「NARUTO-ナルト-」原作者・岸本斉史が語る 忍の世界の設計図
「死って意外なほど突然来るんですよ。それまで、例えば自来也の死のシーンとか、わりとねちっこく演出することもありましたが、ネジの時はそれをあえてやめました。死は突然だし、戦場の中で感傷に浸る余裕もない。いつ誰が死ぬか分からないという覚悟がないといけないし、丁寧に描き過ぎればウソくさくなる。でもナルトたち仲間のひとりひとりがネジを思い、何かを受け取る。そこでネジの思いを“鳥”に、十尾の尻尾を“檻”に見立てて、檻から飛び立っていくというシーンが描けたのはよかったなと思います」。≫【インタビュー後編に続く】
(photo / text:Naoki Kurozu)
■関連作品:
THE LAST NARUTO THE MOVIE 2014年12月6日より全国東宝系にて公開
(C) 岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ (C) 劇場版NARUTO製作委員会2014
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