【NZホビット・ツアー】武器は“本物仕様”!? どこまでもこだわる…WETAワークショップ
戦闘シーンなどで登場する剣については、“本物”を使用しているそうで、「もちろん切れないようになっているけど、磨いたら本当に切れるよ。一番重いもので3.2kgあって、それを振り回すのはあまりにも酷だから、アルミやプラスチックで作ったりしてキャストに合った武器を作っていく」のだそうだ。
さらにホビットの特徴でもある体に不釣り合いなほどの大きなな足は、『ロード・オブ・ザ・リング』のときと『ホビット』では大きな違いがあるよう。「『ロード・オブ・ザ・リング』では、天然ゴムのラテックスを使っていたんだけど、『ホビット』はシリコンを使うようになった。履きやすさが格段に違うんだ」と話す。ちなみに『ロード・オブ・ザ・リング』では、フロドとサムだけで約800組の足型を作ったとのこと。
また、『ホビット』の人気キャラクター、スマウグやアゾクなどのデザインも彼らアーティストが手がけている。「この迫力あるスマウグの尻尾や目は、“トカゲ”をイメージして制作したんだ」と実際のものをモデルにしていると語るが、ジャクソン監督ならではの“あるある事件”も…。
「アゾクはデザインも全て完成した上で撮影が行われたんだけど、存在感や恐怖感が足りなかったみたいで、ピーターがリアルを求めた結果、映画では全てCGになったよ(苦笑)」