くらし情報『【インタビュー】シャルロット・ゲンズブール 激情型“コメディエンヌ”で新境地』

2014年12月19日 15:45

【インタビュー】シャルロット・ゲンズブール 激情型“コメディエンヌ”で新境地

そういうところが人の気持ちに届くんじゃないかと思う。彼らにシニカルな視点はないの。自分たちが作り出すキャラクターに対しても、俳優たちに対しても、すごく愛情があって、現場でも支えてくれる。撮影現場に常にあった善意や寛容さがスクリーンからも伝わるから、彼らの作品は多くの人に受けいれられ、ヒットにつながるんだと思うわ」。

ところでシャルロットというと、シリアスな作品で内に激しい感情を抱えた女性を演じるイメージがやはり強い。今回のアリス役では意外なコメディエンヌぶりも披露して新境地を拓いたとも見えるが…。
「繰り返しになるけど、オマールとの共演も楽しみだったし、アリスという役について聞けば、受けて当然だと思う。だから、いろいろ考えてこの役に挑んだわけではなく、今回はとても自然だった」。


それぞれの役を引き受けるのに理由があるわけではないという。
「自発的にこれはやりたい、これはやりたくないと決めることが多いかも。今回は好きな人たちが参加しているからやりたいと思ったし、知らない人たちのことを知るために参加することもある。作品に関わっている人に興味があったり、映画のトーンが好きだったり、そんな要素が全て合わさって、自分が納得できた時にやってみようと思うの。

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