そもそも、テレビの登場シーンからして中村さんは上半身裸でサービスショット満載。そして、この裸エプロンは女性ファンは鼻血レベルだが、竹葉監督は「お宝ショットです!」とニヤリ。当の中村さんは「恥ずかしいです」と顔を赤らめた。これまでにないシュールな役柄を「楽しんでやった。そこに尽きる」と振り返り「どういう新境地が拓けたのか分かりませんが…(笑)、いろいろやるというのが伝われば」と語った。
このシーンも含め、作品の衣裳を竹葉監督が大ファンであるデザイナーで、「アントワープ王立美術アカデミー」を首席で卒業し、自らの名を冠したブランドを展開するミキオサカベが担当している。監督は衣裳に関して、お任せしていたこともあり、現場で初めてその日の衣裳を目にするということも多かったようで、中村さんはテレビを被った状態で女性下着に裸エプロンという奇抜すぎる衣裳に「ほかのスタッフも『ん?』という感じで、つらかった」と苦悩を明かした。
竹葉監督は中村さんの起用について「飛びぬけてカッコいいから」と説明。
テレビを頭にすっぽりとかぶるという一見、マヌケな姿について「平凡な顔だと見てられないけど、(中村さんは)あのお面をかぶってもカッコいい!」