新星ディラン・オブライエン、巨大迷路を駆ける姿は若きトム・ハンクス!?
主役トーマスを演じるのが、ディラン・オブライエン(23歳)だ。14歳からYou Tubeで監督・製作・主演を自ら務めた短編コメディシリーズを流し、クリエイターとしての才能も発揮している。80年代の同名映画のリメイクであるドラマシリーズ『ティーン・ウルフ』(’11)で、主人公の親友役で出演し俳優デビュー。その後、ヴィンス・ヴォーン、オーウェン・ウィルソンと共演した『インターンシップ』(’13)で人気を高めていく。
そして本作で主演を務めたことにより、俳優として大ブレイクを果たしたディラン。新『スパイダーマン』シリーズのスパイダーマン候補者の1人に挙げられるなど、今後の活躍が注目されている若手俳優の筆頭株だ。彼を起用した理由を監督は、「彼から若い時代のトム・ハンクスを思わせる親しみやすさを感じた。そしてトーマス役に必要な抜群の運動神経を持ち合わせていた」と説明する。
トム・ハンクスといえば、純真な心を持つ駿足な主人公を演じた『フォレスト・ガンプ』(’94)で、約3年もの歳月をかけて走るシーンの撮影を行った。全速力で競技場を走り抜けるシーンの撮影はインフルエンザを抱えながらだったというから驚きだ。