『アーティスト』監督&主演女優も絶賛!アネット・ベニング、貫禄の演技に注目
俳優は皆、忍耐力を発揮し、いろいろ試したり、監督の指示や相手役に応じて調整を図ったりするようになったり、突然、現場がスムーズに動き始めたの」と撮影の様子をふり返りながら、「あれこそアメリカ人のパワーね。撮影現場に遊びに来た友達みたいで、誰の邪魔もせず、1日も早くチームに溶け込もうとしていたわ。準備も万全だった」と続ける。
「彼女は膨大な量の書籍を読み、たくさんのドキュメンタリーを見ていたのよ。それは皆をびっくりさせるほどだった。とても感心したわ。彼女は主題をよく理解していたわね。この映画に参加できることを誇りに思ってくれていると感じたわ。
誰もが彼女の魅力に圧倒された。素晴らしい人だし、共演できて誇らしかったわ」と語り、社会にも一石を投じた本作に対するアネットの尽力と存在感を称えた。
劇中では、誰にでも手を差し伸べる聖女のような人物でなく、むしろ過酷な現状に疲れ果てた人間らしい一面を持った人物・ヘレンを、リアルさと説得力をもって演じるアネット・ベニング。その貫禄の演技は、スクリーンで確かめてみて。
『あの日の声を探して』は4月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。