くらし情報『【予告編】フリーダ・カーロの遺品を世界的写真家が撮影! 時を巡るドキュメンタリー』

【予告編】フリーダ・カーロの遺品を世界的写真家が撮影! 時を巡るドキュメンタリー

現在はフリーダ・カーロ博物館《青の家》となっているメキシコシティの生家を訪れた石内氏の前には、フリーダのアイデンティティを支えた伝統衣装やアクセサリー、絶え間ない身体の痛みを想起させるコルセットや医薬品など、膨大な数の遺品が一つ一つ並べられていく。それは女性として、ひとりの人間としての喜びや誇りとともに、さまざまな“痛み”を抱えながらフリーダが生きていた証であると同時に、彼女の記憶をも内包しているかのよう。

石内氏はメキシコの自然光のもと、写真を通じてだれもが想像をしたことがない新たなフリーダ・カーロ像を浮き彫りにしていく。生きることそのものを描き続けた画家と、彼女の遺品を見つめ撮影した写真家。2人の芸術家が時空を超えて交差し、過去ではなく、現在(いま)をカメラは記録する。

その3週間に渡る撮影過程に密着し、丹念に映像に収めたのは、前作『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』で名作絵本が有する死生観に独自の解釈で迫り、国内外で評価された小谷忠典。石内氏の創作過程を追いながら、フリーダの遺品の背後に広がるメキシコの風土、引き継がれる伝統、現在を生きる女性たちの姿をも捉えた、“生と死”“記録と記憶”を巡るドキュメンタリーとなっている。

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