2015年8月18日 20:00
監督が絶大な信頼を寄せる多くのディズニー/ピクサー作品を支える男とは
そういうふうに、シークエンスごとに作業していったんだよ」。
そんな彼らにいままで携わってきた作品の中で最も思い入れのある作品を聞いてみるとヴィクターは、「この映画(『インサイド・ヘッド』)だと言わざるをえないな。この映画は僕にとって最もパーソナルで、最も誇りに思っている作品なんだ。『Mr. インクレディブル』や『ウォーリー』の仕事もすごく楽しかったけどね」と話すとショーンも「僕も同じ」と賛同。「アニメーターを率いる立場として、そして1人のアニメーターとして、この映画は本当に素晴らしいと思うよ。なぜなら、最も微妙な人間的アニメーションと、漫画的なアニメーションを推し進めたものの両方がある作品だからだ。チームとしてそういうことを手がけられる素晴らしい映画だよ」。
しかしショーンはこうも続ける「でも…アニメーターとして、『Mr. インクレディブル』と『ファインディング・ニモ』も最もやりがいのある作品の1つだったと思う。
特に『Mr. インクレディブル』のブラッド・バード監督は、すごくダイナミックなリーダーで、僕ら全員が、あの映画の仕事をやることにすごく興奮したね」と目を輝かせながら語る彼の姿にヴィクターも深く頷いた。