くらし情報『【シネマ羅針盤】『ぼくらの家路』ドイツ映画らしい「骨太な、しなやかさ」で魅了』

2015年9月18日 21:15

【シネマ羅針盤】『ぼくらの家路』ドイツ映画らしい「骨太な、しなやかさ」で魅了

「骨太な、しなやかさ」優れたドイツ映画に共通する魅力だ。特に今年は豊作である。

70歳を過ぎた伝説の金メダリストが人生の再チャレンジに臨む『陽だまりハウスでマラソンを』、夫婦愛の真価を問うサスペンス『あの日のように抱きしめて』といった秀作がファンの心をつかんだ。現在公開中の『ピエロがお前を嘲笑う』は満席を記録する回もある盛況ぶりだ。10月にはアウシュビッツ裁判を題材に、若き検事が奮闘する『顔のないヒトラーたち』、知られざる史実に光を当てる『ヒトラー暗殺、13分の誤算』が日本公開を迎える。

もちろん『ぼくらの家路』も、そんな秀作群のひとつに挙げたいヒューマンドラマ。超大作が立て続けに公開され少々“夏バテ”気味の映画ファンには、この秋、真正面から人間を見つめ、リアルな感情を掘り下げるドイツ映画の歯ごたえを味わってほしい。

『ぼくらの家路』は9月19日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。


(text:Ryo Uchida)

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