2016年1月26日 16:00
【インタビュー】イ・ビョンホン「常に現在進行形」…挑戦し続けるトップスターが語る『メモリーズ』
と、意外にもまずはストーリーに惹かれて出演を決めたことを明かした。
しかも今回は、手段を選ばず出世を目指し、やがて玉座を狙うこととなる野心家のユベク役。一見、悪役に見える役柄を演じたことについては、「ユベクは悪人ですが、きっと自分の人生に真剣に悩んでいたと思うし、いいところもあったと思いながら演じました。野心家ですが、彼の置かれている状況も心理状態もとても複雑。演じる上では、そのキャラクターが善人か悪人かは考えず、どんな人物なのかを考えて演じます。説得力のあるキャラクターを作って届けたいと思っています」と真摯に語る。
その演じた役柄については「ユベクの内面は葛藤に満ちていたと思います。権力に目覚めてから愛と成功のどちらをとるかなど、爆発するほどの複雑な感情を内面に抱えていたと思います」と分析しながら、「でも、彼は無表情。
彼が持つ苦痛、葛藤を無表情で伝えるのは、とても難しかったです」と語り、自身にとっても挑戦しがいのあるキャラクターだった様子だ。
物語の前半こそ、鋭い視線や容赦なく剣を振る姿を見せ、その心が重い扉で閉ざされていることが分かるが、物語のカギを握る少女ホンイ(キム・ゴウン)