2016年4月5日 18:00
ブリー・ラーソン&ジェイコブ・トレンブレイ、『ルーム』の思い出
経験したことのない気持ちを表現するのは難しいでしょうと訊ねると、「うーん。そうだね」。ブリーから、「そう、今回の撮影で初めて経験したことがあったでしょ」とヒントを出され、「そうなんだ。今回は、初めてカメラの前で泣いたんだ」とジェイコブ。「ママがストレッチャーで運ばれるシーンで…」。ブリーによれば「とても自然に涙がでてきたのよね。私たちにとっても素晴らしい経験で、終わったとき、よかったねと皆で盛り上がったのよ」とのこと。
こうしていても、とても息の合った二人。
どのようにして信頼関係を築いていったのだろう。
「じゃあ、僕から話すね」とジェイコブが、「僕たちは、セットの外でもよく遊んだんだよ。レゴとかで」と打ち明けてくれる。その言葉を受けてブリーはこんな秘話を語ってくれた。「撮影前に3週間、一緒に過ごしたのよ。リハーサルではあったのだけど、とにかくジェイコブが私と仲良くならなければならないというプレッシャーを感じずに、自然に仲良くなれるようにしたの。一緒に過ごして、遊んで、一緒に食事をして、“部屋”のセットでも実際に過ごしたわ。映画の冒頭で日課が描写されるんだけれど、あれを実際に3週間行っていて、撮影がはじまってもその延長という感じだったわ」。