2017年12月19日 13:15
映画館で“VR映画”を楽しむ時代到来!東映ほか3社共同で始動
ゲームや音楽の世界ですでに注目を集め、様々な分野で実用化が始まっているVR(バーチャル・リアリティ)を、映画館で鑑賞できる共同事業「VRCC(VR Cinematic Consortium)」が始動することになった。
本事業は、ハードウェア技術を持つVAIO株式会社、劇場興行の東映株式会社、コンテンツ制作に精通した株式会社クラフターの3社が、映画館で気軽にVR映画を楽しめる環境を提供していくというもの。
これまでVRといえば、ユーザー個々の体験にとどまっており、本格的なVR機器も高価なことから、広く一般に普及できているとはまだ言えない状況にある。すでにVRを活用したゲームやアミューズメント施設は大きな人気を集めているが、映画館施設を用いた“多人数同時鑑賞”が可能な本格的VR映画の興行は、今回が世界初*の試み(*2017年12月現在、VAIO調べ)。
また、VRコンテンツ制作を望むクリエイターや映像プロダクションは多く、新たなコンテンツ制作の機会創出にもつながることをにらみ、事業は3社に閉じることなく、コンテンツ制作者や公開劇場を広く募っていくという。2018年3月(予定)より試験営業を開始し、成果を見ながら恒常的な興行を目指す。