2019年4月6日 19:00
フィンランド発“継続戦争”を兵士たちの目線から描く『アンノウン・ソルジャー』予告
フィンランドでは2017年10月に公開され、7週連続興行成績第1位、フィンランド映画史上最高の興行収入を記録。フィンランドの約5人に1人が映画館に足を運ぶ異例の大ヒットとなり、ヨーロッパで最も歴史のある映画賞の一つであるジュシ・アワードでは主演男優賞、観客賞など5部門を獲得した。
2016年の6月から80日間フィンランド各地で行われた撮影では、フィンランド国防軍が全面協力し、戦闘を限りなくリアルに再現。また爆発地から100メートル離れた地点でも家屋倒壊の危険がある爆風圧を生じさせる火薬量となる、70.54KgのTNT火薬がワンテイクのためだけに使用され、「ワンシーンに用いられた最大の火薬量」がギネス記録に認定。今回到着した予告編からも、そのリアルさが伝わってくるようだ。
激しい戦闘シーンの一方で、戦争の犠牲となるのは兵士だけではないこともこの映画は謳い上げており、映像では、身重の妻と家族を残して最前線に駆り出されるベテラン兵士や、結婚式を挙げてすぐに戦場に旅立つ若き兵士の姿が紹介されている。101年前に念願の独立を果たしたフィンランドは、僅かその20年後に旧ソ連に対してカレリア地方の奪還のために戦端を開く。