くらし情報『【インタビュー】夏帆、「私にしか演じられない役」を経て受け入れた“ありのままの自分”』

2019年10月10日 12:00

【インタビュー】夏帆、「私にしか演じられない役」を経て受け入れた“ありのままの自分”

いまの夏帆さんの気持ちにリンクするキャラクター、そして世界観。メガホンをとった女流監督・箱田優子は、脚本のほかに、どういうことを映画にしたいのか、なぜ夏帆さんにオファーをしたのかを手紙にしたためた。夏帆さんは「その手紙を読んで腑に落ちました」と語ると「いままで一番やりたいと思えた役に出会えた」と出演を熱望した。

本作では、大きな出来事や事件が起こるわけではない。言ってみれば、砂田が地元に帰って、そして戻ってくる物語。狭い範囲で砂田は揺れ動き、ビフォアーアフターの心の動きも繊細だ。どのシーンも、しっかり砂田に向き合い、丁寧に感情を表現することが求められる。それだけに、些細なことでも常に箱田監督と共有し、一緒に役を作っていく感覚を味わえたことは夏帆さんにとって、かけがえのない現場体験だったという。
「一緒に走ってゴールに向かっていく作業は、非常に心地よく楽しかった」と笑顔を見せる。

シム・ウンギョンはすごい女優

なかなか感情を開放できない砂田に、常にインパクトを与える存在が、シム・ウンギョンさん演じる清浦だ。ある意味で、砂田とは真逆の立ち位置で、物語を大きく動かす役割を演じる。

「ウンギョンちゃんとはお芝居のことはあまり話をしなかったのですが、共演してすごい女優さんだなと思いました。

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