くらし情報『伊原剛志が映画を初プロデュース 「アメリカでどこまでやれるか試したかった」』

2009年8月20日 22:35

伊原剛志が映画を初プロデュース 「アメリカでどこまでやれるか試したかった」

――。そう言葉に力を込める。
「(自身が出演した『硫黄島からの手紙』のように)向こうの作品に出たりすることはあっても、日本のものが日本という枠を越えて、というのはなかなかなかった。野球でもサッカーでも、海外に出て行ってというのは盛んですが、映画で日本人が向こうで撮って、というのを出来ないかというのは、ずっと前から考えてました」。

そこで描いたのは、タイトルの通り、“小さな一歩”だった。
「長編では、父親と息子の話を撮りたかったんです。父が、息子に見せる背中をね。僕自身、実生活で子供が3人いるんですが、子供たちに何が残せるか?といったことはずっと考えてました。
それに自分が小さい頃、親父の背中を見て育ってきた。働く姿、生きる姿をね。では、その前のショートで何を描こうか?と考えたとき、登場人物たちがちょっとだけ踏み出す姿、逆に踏み出したいけど踏み出せない姿などを見せられないかと思ったんです」。

脚本が完成し、撮影に入ってからも苦労の連続だったようだ。そこには“プロデューサー”の表情の伊原剛志がいた。
「一番大変だったのは、その日のうちに決められたカットを撮っていく、という時間との戦い。それから、向こうは組合を通して許可をとっての撮影になるから、それだけですごい分厚い書類が必要になるんです。

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