2020年7月18日 16:30
エリザベス・モス、『透明人間』は「女性たちに声を上げる強さを与えてくれる」
と自分の身の潔白と透明人間の存在を訴えるも信じてもらえず、絶体絶命の状況へと陥ってしまう。
悪意を持った透明人間の決定的瞬間を捉えた本映像。味方を失い、孤独になってしまったセシリアが一体どうやって見えない敵に立ち向かっていくのか…この先のストーリーが気になるシーンとなっている。
本作では、元彼からの精神的・肉体的DVによるトラウマと透明人間の存在によって確実に精神を追い詰められながらも少しずつ立ち上がっていくセシリアの姿が、モスの身体を張った演技で力強く描かれていく。
アップデート版の『透明人間』を製作するにあたり、あえて透明人間の被害者である女性を主人公として描くことを思いついたリー・ワネル監督は、「本作のストーリーを決める時、ほぼ完全なストーリーが浮かんだし、これしかないと感じた。脚本を改めて読み返した時、セシリアのように、被害に遭いながら誰にも信じてもらえない女性の話が多く存在することにも改めて気付いたんだ」と、現代の女性が共感できる要素が込められていることを明かしている。
また、モスも「セシリアと同じような経験をしている女性たちに声を上げる強さを与えてくれることを望んでいる。