ジョニー・デップ、伝説のアウトローに強い共感「一番の恐怖は、妥協してしまうこと」
国家権力を相手に自分の意思を貫き通したデリンジャーにオマージュを捧げたいと語るジョニー。同時に、「自分をとても可愛がってくれた祖父は、まさに彼と同じ時代に生きていた人物。非常に苦労をして子供を育てあげましたが、昼はバスの運転手、夜は密造酒を作るという裏の生活も持っていました。そんな祖父にもオマージュを捧げています」と作品に込めた思いを口にした。
また、デリンジャーの異名“社会の敵ナンバーワン(=Public Enemy No.1)”に因んで、「自身にとっての“一番の敵”は?」と聞かれたジョニーは、かすかに笑みを浮かべて「敵がいるとは思わない」と言い、「強いて言えば、自分の中に敵がいます。自分の限界を区切ってしまうこと、妥協してしまうことが自分にとっての恐怖です」とストイックな一面も見せた。
さらに、本作の見どころを聞かれると「実はまだ映画を観てないんだ。でも、とてもいい評判を聞いているよ」と、報道陣を沸かせたジョニー。
撮影をふり返り、「素晴らしかったのは、実在の現場で撮影ができたこと。牢屋から脱出するシーンも、FBIとの撮影シーンも細部にわたって事実どおりの演技が出来て、とても貴重な体験が出来ました。