【レビュー】学園ドラマの令和型進化形、誕生!「ブラックシンデレラ」の魅力
に出演したことがあり、SNSの総フォロワー数250万越えを誇る人気モデル。今作ではごく平凡な女子高生から、シンデレラのように変身していく姿、そこから一転して絶望に直面し、力強く前を向こうとする姿まで多彩な挑戦を見せる。
また、そんな愛波とは対照的な存在、圭吾を演じるのは、昨年は10本以上の映画&ドラマに出演し、今年も主演映画『彼女が好きなものは』などが待機、存在感と演技力を磨く神尾さん。端正なルックスとクールな眼差しが印象的で、雑誌のアンケートで“NEXT国宝級イケメン”に選ばれた彼が ルッキズムに立ち向かうなんて、どんな反証を見せてくれるのか気になる。
そして百合を演じるのは、「ViVi専属モデルオーディション」でグランプリを獲得し、本作が俳優デビューとなる愛花さん。同世代の憧れの存在である百合が抱える屈折した部分は、美しい外見に覆い隠されているよう。カスミコスメ社長である母・慶子(雛形あきこ)との関係が影響を与えていそうだ。
一方、愛波の家庭は父(岡部たかし)が毎朝、家族の弁当を作り、母・めぐみ(須藤理彩)はキャリアウーマン。
その母は「ミスコンや恋リアなんて、前時代的すぎる」と考える、いまを生きている同時代的な感覚の持ち主であることが分かる。