母とのおだやかな日常映し出す『グレタ ひとりぼっちの挑戦』本編映像解禁
2019年のフォーブス誌にて“世界で最も影響力のある女性”に選出、同年のタイム誌でも“今年の人”として紹介されたスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリの素顔に迫ったドキュメンタリー映画『グレタひとりぼっちの挑戦』より、本編映像が解禁された。
この度公開された映像は、グレタと母・マレーナが共にお菓子作りをしながら、グレタが摂食障害になった頃について涙ながらに話す場面。彼女は、8歳の頃に学校の授業で世界中の海に浮かぶプラスチックごみがテーマの映画を見たことをきっかけに塞ぎこむようになり、食事もまともにとれなくなった。マレーナはそんな当時の様子と比べ、大きく成長した娘について「他人と一緒に食事できるようになるなんて、夢のようだ」と嬉しそうに涙を浮かべる。
そんな母親を見て笑顔を見せるグレタの姿は“怒りのスピーチ”からは想像がつかないものであり、日々地球のために発信し続ける彼女にも、当然のように安らげる場とおだやかな日常が存在することに安堵させられる。
またグロスマン監督は彼女について「アスペルガー症候群で率直に自分を表現するグレタのような人物が、この活動のアイコンになれるなんて本当に素晴らしいこと」