2021年11月15日 18:30
北村匠海「下北、高円寺、明大前…自分を許してくれる場所」『明け方の若者たち』の青春に共感
尚人は何をやってもある程度できてしまう人なので、打たなければ!と練習しました」と熱のこもった役作りを回想した。
松本監督はそんな2人に「北村さんは自然体で演じてくれて、撮影しながら芝居なのか本当なのかわからなくなる瞬間がありました。井上さんは歌の練習も含めて、細かいところまで努力を沢山される方でした」と感謝。一方、デビュー小説の映画化にカツセさんは「驚きと喜びがあるけれど、実感が湧いていないまま今に至ります。これがドッキリだったらどうしよう」と原作映画お披露目に本音を明かす。
北村匠海「悶々としていた学生時代に唯一自分を許してくれる場所」
撮影場所は、若き日の北村さんにとってゆかりのある場所だったようで、「下北、高円寺、明大前、バッティングセンター。すべてに思い入れがあった。悶々としていた学生時代に唯一自分を許してくれる場所。高校時代はみんな渋谷に行くのに、自分はあえて下北に行くというはたから見たら変なひねくれ方をしていました」と若気の至りに思い出し笑い。
しかも「当時はサブカルがすべてだ、サブカルで生きてやるぜ!と思っていたので、前髪パッツンのテクノカット。学校に対するアンチテーゼのつもりだったけれど、校則規定にはぴったりとハマっていたので、先生からは『北村を見習え!』と言われていました」