2021年11月21日 20:25
藤原季節&金子大地ら最優秀新進男優賞受賞「こんなに頭が真っ白になるとは…」
本当にありがとうございます」と熱いコメントを寄せていた。
同賞を受賞した『あのこは貴族』は、違う階層を生きるふたりの女性が、自らの手で人生を切り開いていくストーリーで、生きづらさを抱える人々の心を解放へと導いた。岨手由貴子監督は「ジェンダーの問題や東京と地方の格差の問題、いろいろなテーマが描かれてはいます。けど女性に向けた映画とは思っていなくて、ある世代の若者たちの青春譚と思って描いています。公開後に年齢問わず、男性にも響いたという声をたくさんいただけました」と明るい声で報告。
そして、本年度最も飛躍した女優/俳優、もしくは顕著な活躍をした新人女優/俳優を表彰する最優秀新進女優賞ならびに最優秀新進男優賞は、三浦透子(『ドライブ・マイ・カー』『椿の庭』『おらおらでひとりいぐも』『アイヌモシリ』)、伊藤万理華(『サマーフィルムにのって』『息をするように』)、藤原季節(『のさりの島』『佐々木、イン、マイマイン』『空白』『くれなずめ』『明日の食卓』)、金子大地(『サマーフィルムにのって』『猿楽町で会いましょう』『先生、私の隣に座っていただけませんか?』ほか)の4名が受賞。
『のさりの島』で犯罪に加担しながらも、やさしさをにじませる青年を演じた藤原さんは、「『のさり』とは幸運も不運も天からのめぐりである、と考える熊本地方の方言です。