2021年12月1日 17:15
『ディア・エヴァン・ハンセン』アマンドラ・ステンバーグ「私も身に覚えがある」胸の内を明かす特別映像
私も身に覚えがある」と自身とも重なる部分があったことを明かしている。また、「みんなが秘密にしていることやごまかしている部分に切り込む、すごくパワフルな作品」とコメント。“誰もが抱える秘密や悩みに触れる作品”と本作に込められたメッセージに言及する。
さらに、「人種や宗教を問わず、現代の社会には、目標を達成しようと自分自身にプレッシャーをかけすぎる優秀な子供たちが大勢いる」と語る監督のスティーヴン・チョボスキーは、「そういった現実を映画のキャラクターに反映できたのは素晴らしい。アマンドラが本作に加わったことで、アラナをより複雑なキャラクターとして描くことができた」とアマンドラの演技によって、苦悩を隠した優等生アラナに奥行きを与えられたと明かす。
演じたアマンドラ自身も「アラナを演じることで、全エネルギーを投じて活発に行動し続け、教師や上司、仲間や家族など周囲の全ての人を感心させようと頑張りすぎるタイプの人間を描きたかった。頑張りすぎるのは、深い痛みを隠すため」とアラナと同じように悩んでいる人を体現したかったとふり返っている。
主人公エヴァンのみならず、その同級生アラナや、登場するキャラクターにも、どこか自分と重ね合わせ、共感をもたらす作品となっている。