2022年2月22日 12:10
「孤独な迷い猫」“新キャットウーマン”ゾーイ・クラヴィッツがキャラを語る『THE BATMAN』
が書き上げた台本には重厚なストーリーが綴られていて、キャラクターの持つ、クラシックでセクシーでクールといった既成のイメージや文化的なステータスにとらわれていなかった。セリーナはしたたかさと繊細さをあわせもっている。強いけれど、男性的なところはまったくない。それでいて半端なくたくましい。そういう女性キャラクターを演じるのはとても新鮮に感じた。セリーナにはたくさんの顔があるから、型にはめたり美化したりしないで、彼女の本質を理解したかった」と明かす。
バットマン2年目の姿が描かれる本作とあって、キャットウーマンも誕生したばかり。「ゴッサムはバットマンのことは知っている。
でも、キャットウーマンの存在はだれも知らない。セリーナ本人でさえ、キャットウーマンが何なのかまだ分かっていない」と説明し、「セリーナの過去に何があったかは脚本に明確に書かれていたから、彼女がそれからどう生きてきて今の在り方に行き着いたのか、なぜ信じるもののために戦うのかということについて、想像を膨らますことが私の役目だった」とアプローチ方法を述べる。また、セリーナについて「孤独な迷い猫」と表現したゾーイ。「今まで困難の多い人生を送ってきて、居場所もなく、それでも何とか生き抜こうと必死にもがいている。