『ハート・ロッカー』、今度は主人公のモデルは自分と主張する男性から訴えられる
(Photo:cinemacafe.net)
先日、プロデューサーがアカデミー会員に投票お願いメールを一斉送信し、問題となった『ハート・ロッカー』だが、今度は映画の主人公のモデルは自分だと主張するアメリカ陸軍軍曹が現われ、2日(現地時間)、ニュージャージー州で関係者らを提訴した。
訴えを起こしたのは、テネシー州在住でイラク戦争に従軍経験を持つジェフリー・S・サーバー氏。彼が弁護士を通じて発表した声明によれば、『ハート・ロッカー』の脚本家、マーク・ボールはサーバー氏の部隊に従軍し、そこで得た情報をもとに脚本を執筆したという。
ボールは2004年に従軍記者として、イラクで米軍の爆発物処理班と30日間以上行動を共にした体験記をプレイボーイ誌に寄稿しているが、その際に聞いた兵士たちの話をまとめたものが『ハート・ロッカー』となった。
サーバー氏は、映画の主人公、ウィリアム・ジェームズのモデルは自分であり、ウィリアムのニックネーム「ブラスター・ワン」はサーバー氏を指すコールサイン、“ハート・ロッカー”という言葉を考案したのも自分だと主張している。
ボールは「ジェフ(サーバー氏)は勇敢な兵士で素晴らしい男だ。