『犬王』森山未來が挑むアウトローな琵琶法師・友魚とは? “友情と演奏”に注目
そして、運命を掛けた一世一代の舞台へ挑むことに。「これが最後の舞台になるやもしれん」と呟く犬王に対し、「ここから始まるんだ、俺たちは」と鼓舞する友魚。最強バディ・犬王との一途な友情は必見。
一方で、成長を重ねるごとに進化していく彼の演奏スタイルにも注目。長髪をなびかせ、着物をはだけさせながら、常識をぶち破るグラムスタイルでシャウトする友魚の姿は、女性聴衆を熱狂させ、メタルバンドさながらの火を噴く演出や、ジミ・ヘンドリックスの如く背中で琵琶を掻き鳴らす演出も加わり、その姿はまるで現代のロックスター。物語が進むにつれ、パフォーマンスはよりロックに、美しく進化していく。
そんな友魚の声を務めているのは、昨年公開された主演映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』も話題となった森山さん。役作りでは初めて琵琶の演奏に挑戦し、琵琶監修・後藤幸浩(薩摩琵琶演奏家)を唸らせるほどの上達を見せたという。妖艶かつワイルドな友魚の魅力に酔いしれながら、最強のバディ・犬王との一途な友情の果てに訪れるラストにぜひ注目してほしい。
『犬王』は5月28日(土)より全国にて公開。
(cinemacafe.net)