2022年7月14日 13:00
「女流画家のレッテルもはられたくない」『魂のまなざし』内から湧き出る情熱に従う冒頭映像
「10年以上、美術界から距離を置いてますね」と聞かれると、ヘレンは「私のことは書かないで、注目をされたくない」と言い、「ご自分の作品をどう説明しますか?なぜ戦争や貧困を描くのか。その題材は...女流画家にふさわしくない」と返されると、少し呆れたように「画家が描くときは、作品の説明など考えない。着想は内側と外側から同時にわき起こる。女流画家のレッテルもはられたくない。一人の画家だから」と応じるのだ。
この時代に自立し、強い意志を持っていたヘレン。どん底であっても絵を描くことを諦めず、背筋を伸ばして歩いていったヘレンのひたむきで凛とした姿が映し出されている。
『魂のまなざし』は7月15日(金)よりBunkamura ル・シネマほか全国にて順次公開。
(text:cinemacafe.net)
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